1.7.08

動きまくる

Suica(JR東日本)ではなくICOCA(JR西日本)を買おうと思っていたが、
より複雑にして広大な関東を一刀両断できるSuicaを択んだ。
そもそも、Suicaでは関西私鉄群に乗れず、ICOCAでは関東私鉄群で使えない。
関西に生活基盤のある自分にとって、
PiTaPa(西日本私鉄)と相互利用できるICOCAのほうがメリットがあると考えて、
ICOCAにしようと思っていたのだが、
関西私鉄共通プリペイドカードの「スルッとKANSAI」にあたるものが
関東にはない、ということを知ってから、Suicaの入手へと至った。
共通のプリペイドカードがないなんて、
Suica導入前は関東の人々は、乗り換えの度に
券売機で路線図とにらめっこしていたのだろうか。
俄には信じがたい。
そんなわけで、Suicaは関東全域+JR+仙台空港鉄道で利用、
大阪、関西の私鉄ではスルッとKANSAI、という
綺麗な棲み分けを自分の中で確立できた。

高校生の頃の電車通学から遠く離れて、
移動手段の主体が自転車だった時期があまりに長く続いたせいか、
時間に余裕を持たせるときの一単位が電車移動にとっては余裕ですらない。
遍在する細切れの空き時間をうまく拾えば読書が進む、という
ささやかなメリットもあるけれども。
あと、自転車や自動車は、自分で機械に働きかけて機械が動く、二人三脚的だが、
電車やバスや飛行機は、ダイヤがまずあって、
それにのこのこ出かけていって飛び乗ったあとは、運ばれてゆく荷物に化す。
移動手段として一括りにされても、自転車や自動車と、バスや電車は、
含み持つ意味が決定的に違う、ということを思った。

実は動き回っている。
大阪を出て東京に一泊してから仙台に行き二泊後に再び東京、
しかもこの移動はすべて一列四シートの長距離バスなので、
肩は凝るわ寝不足になるわで、良いことと云ったら安いということぐらいしかない。
今週末の帰仙は甘えて新幹線で帰りたいところだが、そうもいかない。

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