27.1.09

ジャン・ジュネ「女中たち」、日端康雄『都市計画の世界史』


「女中たち」
倒錯なのか、劇化なのか。
意味に縛られているのか、意味から解かれた行く末なのか。
わからない。これはすごい。

『都市計画の世界史』
地図上に示されるがごとく、点であることに都市の特質はある。
点が周囲を支配し、生産を喰い尽くす。
集落がどうやって都市となり、秩序が守られるのか。
興味深かったが、政策と失敗(と成功)の単なるシーソーゲームの歴史、
という感じがしてしまったのが、都市を都市としてのみ考察する
(しかも新書一冊分で)ことの不可能性だから?

0 件のコメント: