17.4.08

宇宙は何でできているか

以下は完全に雑記である……
だから、journal en miettesってタイトルの下に書いたのだけれど。

宇宙は何でできているか。
物質でもなければ反物質でもない。
事実、宇宙ができてほんのわずかな間に物質と反物質はぶつかり合い、
ほんの偶然によって優越した物質が勝った、というだけ。
にもかかわらず、宇宙に物質が満ちていようなど前提するとは!

宇宙は物語でできている。
詩的でかっこいいでしょ。
学問的に云うならば、宇宙は情報によって構成される、かな。

歴史とは何か、という問題に突き当たる。
歴史とは、時間の不可逆性によって
可能世界から峻別された、一本の現実世界である。
重要なのは不可逆性だ。
一度定められてしまえば勝ちという単純な二項対立を生む。
ある一時点はその一つ前に依るので、
一つのものが急変せずに形をとどめやすい。
個人も組織も国も社会も、そうやってアイデンティティーを保つのだ。
前から存在していたから、という、詐欺みたいな存在理由、
それをもっともらしく肉付けしているのが歴史、ということになる。

……話はここから、社会の自己生成的性質へと続き、
エントロピーを糞味噌に援用しながらメディアの社会的意義に至る。
だが、明日の朝はなんと5時40分に起床しなければならないというのに、
今は深夜の1時半。
てなわけで、寝ます。

補注。
宇宙は少なくとも7以上の奇数次元だ、と聞いたことがあるから、
時間の不可逆性に拠るのは間違っているよ、という御仁には、
棲んでいるこの世界をそんなどえらい多次元そのままの姿で
感知しているのかと問いたい。
人間が自由なのはどうしても三次元までで、
理論的に多次元であっても仕方がないじゃないか。
そのギャップを埋めるのが哲学、認知科学なのでしょうが。
どんなに素晴らしい本だけが机に置かれていたからといって、
読まれて解されなければ無意味なのですよ。

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