18.4.09

都電荒川線はべらんめぇを乗せて

友人に会うべく、荒川区に行った。
午后の半日を、旅行中のごとき徒歩量で歩き通した。

東京都区内であることをしばしば忘れてしまいそうな、
こぢんまりとした町らしい、ゆるやかな時の流れがあった。
路面電車のようなバスのような、時代を感じる電気軌道が、
その思いを荒川というトポスに縫いつける。

何があるわけでもない。
でも、一度足跡を縫いつけてしまえば
容易に記憶から剥がれないだろう、
そんな土地の雰囲気があった。

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