13.12.09

金子光晴『絶望の精神史』/Marché de Noëlとその他の近況

明治から高度成長までの日本を、斜から見つめながら生きた詩人の、
その自叙伝的なエッセイ。
近代以降の歴史が醒めた目で、しかし鋭くえぐられていて、面白かった。
戦前が日本の伝統だと思い込んでいる無知の右翼に
読ませて、反応を聞いてみたい。


さて、近況。

昨日、有楽町の東京国際フォーラムに行った。
4 strasbourgeois et 2 japonais で
Marché de Noël de Strasbourg à Tokyo の遊山。
市や地方圏も協賛しているようで、TF1の取材も来ていた。
あの木小屋の店はまばらに数えるほどしかなく、
タルト・フランベにはびっくりするほど行列ができていて、
ワインやコンフィチュールは異様な値で売られていたが、
それでもvin chaudの匂いは懐かしかった。
その後、みんなでラーメンを喰って焼き鳥で呑んだ。

今日は商店街でハタハタが安かったので、思わず買った。
秋田なんかでしょっつる鍋によく使われる食材だが
仙台にいた頃はなぜか食べなかった。
ひとまず煮付けにしたところ、非常に美味。
あっさりした白身魚で、これは間違いなく日本酒だと思った。

ウイスキーを三本買った。
カナディアン・クラブ、デュワーズ・ホワイト・ラベル、シーバス・リーガル。
デュワーズは知った味だが、他二本は初。
カナディアン・クラブをレーズンを小脇にちびちび舐めているが、
うん、まぁ、特に尖ったとこはない感じですかね。

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