27.1.10

岡田利規『わたしたちに許された特別な時間の終わり』

短篇二篇。

どちらも文章はとても口語的で、するすると読めるし、
やはり口語じゃないと伝わらなそうな
微妙なニュアンスを汲み取った表現が面白い。
特徴的だな、と思ったのは、話者がときどき巧妙にすり替わること。
登場人物のみなさんの声が聞ける、とでもいおうか。

しかし、やはり日常のサブに徹しているなぁ。
現代の(ゼロ世代の)語りってのは、こうなってしまうのだろうか。

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