21.3.10

クリストファー・ノーラン『メメント』、(小津安二郎『お早よう』)

・クリストファー・ノーラン『メメント』

今のことしか憶えていない主人公の、犯人探し。
時間を遡行して進行する映画って初めて。
事実は起きてから忘却されるまでに、
真実と、真実だと信じているもの、の間でゆれる。
映画が過去へと進むに従い、事実には疑問符が附され、嘘になって散る。
そんな中で、本当のこととは何なのだろう?


・小津安二郎『お早よう』

再生を始めたときに既視に気づいたが、折角なので再度観た。
世界がゆっくりしているので、観た後で歩く街の喧噪が、摑みどころがなかった。

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